日本人学校に通学するという事
先日のTwitterでのアンケートで就職の次に書いて欲しい事がマレーシアの教育環境だったので、今回は学校について書いてみたいと思います。
まず、我が家の子供達ですが、長女は日本人学校、次女はローカルの中華学校、長男はローカルの仏教系幼稚園に通学しています。
僕が知っている限り、兄弟なのに通学先が別々っていう日本人家族はいません。これは単純に本人達が行きたいと思っている学校に通学しているっていうだけです。
さて、多くの日本人にとってお子さんを日本人学校に入学させるのが一番楽です。これは本当にそう思います。だって全部日本語でいいし、日本と全く同じカリキュラムだし、自分も勉強を教えてあげる事が出来ますから。ホント楽だと思います。
僕が知っているのはペナン日本人学校だけなので、ペナン日本人学校の事しか書けないのですが、初めて訪問した時にとても驚きました。
何に一番驚いたかと言うと「みんな日本語がメチャクチャ上手!」だったって事です。
初めてペナン日本人学校を訪れた時にトイレをお借りしました。初めてなので場所がわからなかったのですが、トイレを探していた僕に生徒さん(多分当時小学5年生)が「もしかしてトイレをお探しですか?トイレはこの先の右側にございます」って案内してもらったんですよ。この時は本当に驚きました。だって日本で小学生に「トイレはどこですか?」って聞いたら「あっち」とか「むこうにあるよ」ぐらいだと思うんですよ(つーか長女が日本で通学していた小学校の生徒の皆さんはそうだった)
「ここの生徒レベル高ぇー!!!」ってなりました。(まあ、私立だからね)
日本ではイジメの問題とか割りとあると思うんですけど、僕が知る限りペナン日本人学校では深刻なイジメはありません。というより、そんな事してるヒマないんですよね。
なぜなら、基本的に日本人学校と言うのは日本から働きに来ている駐在員さんのお子さんが日本に帰ることになっても日本と同じカリキュラムで勉強しておいてスムーズに帰国出来るようにするという大きな目的があるわけです。
なので、生徒の出入りが激しいです。年度始めはもちろんのこと、夏休み、冬休みで転校する子が物凄く多いです。しかも生徒数は一学年20人くらいです。
そんなのイジメなんかしてるヒマないですw
それに、いつ誰がいなくなるか分からないので、その時のメンバーで協力して学校生活を送っていかないと結局自分に返ってきますからね。だからみんな積極的だし協力的です。
僕が感じているペナン日本人学校の印象はとてもいい学校です。日本にはそんな学校は少ないのではないかと思っています。
なので、日本人学校にお子さんを通学させるのはとてもいいのではないかと思っています。
ただし、ここに落とし穴があってですねー。
日本人学校は中学校までしかありません。なので、中学校を卒業したらどこかに進学することになる訳なのですが、日本の教育しか受けていないと日本の学校しか選択肢がなくなります。つまり、事実上、マレーシアに住み続ける事が出来なくなるわけです。
ですので、中学卒業後は、ほとんどの生徒さんは日本に帰国するか、シンガポールの私立校に入学します。
これは我が家的にはちょっと難しいと思っています。なので、今のところ、中学校からは長女はインターナショナルスクールに通学する事にしています。
日本人学校は良い学校だと思いますが、長期的な進路を視野にいれて通学しないと後から進路の選択肢がなくなっていきますので、良く考えて入学された方がよろしいかと思います。
それでは今日はこの辺で。次回はローカルの中華学校の事を書きたいと思います。
長文乱筆にお付き合い頂きましてありがとうございました。