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ペナンとKL 行ったり来たり

マレーシアのKLとペナンの2つの拠点で生活中。異なる場所の視点で見たマレーシアの色々を書いています。日本語で書いていますが、一般的な日本人の方にはあまり役立つ情報はないような気がします。

マレーシアのIT業界での転職・キャリアアップ

IT業界に限らず、最近は「キャリアアップ」とか色んな所で聞きますよね。今回はマレーシアでのキャリアアップについて書いてみようと思います。

 

さて、そもそも「キャリアアップ」って何でしょうか?

 

管理職になること?

次の会社でお給料が上がること?

今より良い会社に行くこと?

 

まあ、どれも正解ですよね。普通は今よりも条件が良いところに行きたいでしょうし、お給料が上がればいいですよね。より責任がある仕事を任されるなんてのもキャリアアップですよね。

 

日本とマレーシアのキャリアアップってちょっと違います。

 

まず、割りとすぐに転職するのが普通です。日本も終身雇用制度が事実上崩壊してますけど、それでも会社辞めるっていうと止める人いますよね。「折角入った会社じゃないですか」とか言われたりして。

マレーシアではそういうのないです。気に入らなければみんなすぐ辞めます。気の早いマレーシア人なら3日いません。(まあ、その人のレベルによるけどね)

あと、昇給なんかみんな待ってません。次の会社に行く時に「今より給料上げてくれたら行ってあげるけど。ハイ、今のペイスリップ(給与明細)これね」なんて事が多いです。つまり、転職=給料アップって事が多いわけです。

基本的にマレーシアってみんなすぐ辞めるので最初の契約をする時に「入社したら何年いてください。守らなかったらペナルティで給料○ヶ月分払ってね」っていう会社が多いです。通常1年だけど、管理職は3年だったりします。

まあ、完全に売り手市場です。成長している国って凄いです。若い人には「経済成長ってこういうことなのね!」っていうのを是非体験していただきたいと思います。だって日本ではもうそういうの無理だから。。。

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「じゃあ、キャリアアップって何年か働いてドンドン会社移るって事?」って思いますよね?まあ、実際そうなんですけど、日本では一般的ではない転職ルートがあります。

それはバイアウト」です。

 

これは、転職先の会社が現職の会社にペナルティを支払って人材を引き抜く仕組です。

今の会社を辞めて新しい会社に行きたいとしますよね?でもペナルティがあるからペナルティがなくなるまでは転職出来ない。でも、実際は転職先の会社なんてすぐにでも来てほしいから人材募集してるわけですよね?だから、ペナルティを転職先の会社が現在勤務している会社に支払ってくれます。

これすごくね?

僕は前職で管理職だった訳ですが、初めてこれをくらった時はビビりました。だって「バイアウト成立なんで明日から別の会社行きますね」って朝言われたんだもん(笑)「なにそれ?なになにそのバイアウトってやつ???美味しいのそれ???」ってなりましたよ。

 

つまり、積極的に転職活動して自分のスキルをアピールして行けば、すぐに給料が上がるってことです。自腹を傷めずにね。この国では外国人である日本人の場合は、さすがに次の日から別の会社に勤務するっていうのはちょっと難しいんですけど(そんなすぐにEP取れないので)2週間くらいバカンスを取ってリフレッシュして次の会社に行くなんてのはザラです。そして給料はたいていの場合上がります。

マレーシアで働くなら、是非このルートに乗ってみてください。その為には業界の動向を知っておく必要がありますし、何処の会社がどんな人材を欲しがっているかなんて情報もほしい所です。でもこの情報を取るのは割りと簡単です。最初に勤務した会社で沢山友達を作っておきましょう。日本人と飲み会してる場合じゃないです。ローカルの人となるべく友達になりましょう(笑)

スキルを上げていくには、ITの資格(ITILとかで十分です)をドンドン取得しましょう。運が良ければ最初に入社した会社で資格取得の為のお金を払ってくれたりすることもあります。入社した会社の制度をHRに確認してみましょう。

 

そんな感じでドンドン会社を移って行ってキャリアアップをしていくのが今のマレーシアのスタンダードな感じです。

 

凄い例

28歳タイ人(女性)のケース

最初の会社の給料2,500リンギ/月

バイアウトで移った会社で4,000リンギ/月

一度タイに帰国するもヘッドハンティングされてマレーシアに戻ってきて8,000リンギ/月

更にヘッドハンティングされたけど勤務してる会社が昇給を提示してきたので残る事になって10,000リンギ/月に

 

ここまで3年です。

 

すごくね?

これ、すごくね?

大事な所なので二度言いました(笑)

 

こんなに上手くいくケースはさすがにあまりないんですけど、現実です。もう下手な日本人より給料いいからね。

 

折角マレーシアまで来て働くなら、上手にスキルアップして、沢山いい経験が出来るように頑張りたいものです。下手な日本企業より責任がある仕事を任せてもらえるっていうのもマレーシアの良いところですよ。スキルがあればドンドン任せてもらえますからね。

 

実際、僕の所にもほぼ毎週「うちの会社で働きませんか?」とか「今の給料いくらですか?」とかかなり露骨なヘッドハンティングの電話がかかってきます。これもテクニックが必要なんですけど、その辺はまたの機会に書いてみたいと思います。

 

今回はマレーシアIT業界のキャリアアップについて書いてみました。

長文乱筆にお付き合い頂きましてありがとうございます。