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ペナンとKL 行ったり来たり

マレーシアのKLとペナンの2つの拠点で生活中。異なる場所の視点で見たマレーシアの色々を書いています。日本語で書いていますが、一般的な日本人の方にはあまり役立つ情報はないような気がします。

パニック障害の治療とマレーシアについて

先日、パニック障害についてTweetしたら、思いの外たくさんRetweetされたので、今回はパニック障害の治療とマレーシアは相性いいと思うよ」っていう話を書いてみたいと思います。

 

さて、僕の場合、どうしてパニック障害になんかなっちゃったのかを先に書かないといけないと思うのですが、簡単に言ってしまえば過労です。

朝10時に会社に行って、終電で帰宅するのは当たり前。終電じゃ間に合わないからバイク通勤にして午前3時くらいまで働いていました。今思えばアタマおかしいと思う訳ですけど、当時の僕は「自分で始めた会社だし、失敗したら色んな人に迷惑がかかる」と思っていたので、とにかく頑張ってました。

ある時、全く寝ることが出来なくなっていました。疲れているはずなのに家に帰っても全く眠れません。寝れないまま、また会社に行きます。帰ってきても寝られません。

当時の僕は別にそれでも大丈夫だと思っていましたが、家内が「この人何かオカシイわ、病院連れて行かなきゃ」って思って連れて行ってくれたので、自分でもおかしくなっている事にやっと気が付くことが出来ました。奥さんには大変感謝しています。

 

当時の症状

・夜になっても寝られない。寝ても1時間で目が覚める。寝ることが出来なくて最長4日間も起きてました。

・お腹が痛い。精密検査を受けてもどこも悪くないのに腹痛がずっと続く。

・プレゼンとかするのは割りと好きなのに、話をしている最中に言葉が出なくなる。突然話が出来なくなる。 

・突然、めまいがして倒れる(救急搬送されました)

等々

 

で、いろんなことが出来なくなっていきました。

 

出来なくなったこと

・料理が好きだったのに全く料理が作れなくなった。次に何をすればいいのか全く分からない。手順を書いておかないと作れない。書いてあるものを参考に作るのは出来ない。自分で手順を書かないと作れない。

・電車に乗れなくなった。呼吸が出来なくなる(感じがする)ので、ひと駅ごとに降りないと倒れそうになる(実際2回ほど車内で倒れた)ドアの前に立って乗る以外は乗車出来ない。

・クルマやバイクの整備が出来なくなった。これも好きなのに次に何をすればいいか分からないので自分で紙に手順を書く。でも途中で出来なくなる。

 

書き出してみると、なんか老人みたいですね。当時30代後半ですよ。完全におじいちゃんだわw

 

で、病院とカウンセリングに連れて行かれて診察を受けた結果、パニック障害心身症と診断されました。

 

最初は診察を受けた本人が病気だとは思っていないので、セカンド・オピニオン、サード・オピニオンと診察を受けてやっと観念しました。「初期のうつ病」と診断されたりもしました。

 

病気と分かれば治療をするしかないので、治療をするのですが、まず、睡眠がとれるようにする事が最重要項目でした。もちろん眠剤を使います。あとは精神安定剤的な物を投薬しました。

 

僕がラッキーだったのは良い先生に会えた事。

最初の診察の時に「これから治療に入りますが、今日、診察室を出たら最初にして欲しい事があります。それは、ステークホルダー全員に僕は出来ません宣言をしてください。僕は治療中で何も出来ないと伝えてください。実際、何も出来ませんから。その後にお渡しする薬を飲んでください。必要なら診断書を書きますので」と言われました。

これを聞いた時に「あ、僕は病気なんだ。」と納得して安心出来ました。もちろん先生に言われたとおり出来ません宣言をして回りました。

 

パニック障害は脳の病気です。

 

で、仕事しないことになりました。

全くしません。もう廃人ですw

 

でも、ここでいろんな事に気が付きました。

 

当時、僕は会社を経営していたので社長な訳ですが、なんと社長がいなくても会社って回るんです。これはマジビックリしたw

「なーんだ、僕なんかいなくても大丈夫なんじゃん」と思えたのと同時に「僕なんていてもいなくても同じなら頑張らなくていいんじゃん」って素直に思えたんですよね。

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そんな時期に初めてマレーシアのペナンに来ました。

何も計画とかしないで、ホテルのプールとかでボケーっとして「水着のお姉さん来ないかなー」とか、砂浜を歩いてパラセーリングのオッサンにぼったくられたりしてました。

すると、あら不思議。あんなに痛かったお腹が全く痛くないんですよ。これは自分でも驚きました。

日本に帰って心療内科の先生に報告すると「それは病理学的にも理にかなっています。パニック障害は脳の病気です。セロトニンの分泌を促進するには日光にあたるのが有効とされていますので」と説明されました。

 

これで、僕は「ペナンに住んだら病気が治るね」と思うようになりました。実際治ったしw

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僕がやった治療

・投薬は医師と相談してきちんと行う。辛い時はしっかり薬をのむ。

・とにかく日光にあたる時間を作る。プールサイドに30分いるだけでもOK。

・美味しいと思う物を食べる。

・寝れると思ったらすぐ寝る。時間とか気にしない。昼寝OK、夜更かししてもいいから寝れると思った時にすぐに寝る。

 

これだけ

 

おかげさまで今では全く問題なく、好きな料理も出来るようになりましたし、クルマもバイクもいじれます。電車もちゃんと乗れるようになりました。

一番辛かったのは減薬だったように思います。薬の量を減らしていくのですが、体がしびれたり、呼吸が苦しくなったりしました。医師の指示に従って辛かったら飲むようにして少しずつ薬を減らしていきました。

 

もし、今、働きすぎていたりしたら働くのを一旦やめたほうがいいですよ。働きすぎると良い事ないし、最悪自殺しちゃったりしますよ。むしろ自殺する方が周りの人にとって迷惑です。

 

「あー、もう無理だー!」って思ったら、一旦立ち止まって、休みましょう。もし、家族の中にそういう人がいたら遠慮なく止めましょう。最悪、生活保護でも十分生きていけますので。死んだらそこで終わりです。

 

これは僕のケースなので、誰にでも効果があるとは思いませんが、日光にあたってボケーっとしてよく寝るのは治療には最適で、これがペナンだとすごくやりやすかったですよってお話でした。タイでもインドネシアでもいいですけど、ペナンは何食べても美味しいのでw

パニック障害に罹患してる方はペナンに来てボケボケしてみたらいかがですか?短期で借りられるコンドミニアムもありますよ。

 

今回はパニック障害の治療について書かせて頂きました。

長文乱筆にお付き合い頂きましてありがとうございました。

中華学校に通学するという事

全開は日本人学校について書かせて頂きましたが、今回は中華学校について書いてみたいと思います。

 

さて、我が家の場合、長女は日本人学校に通学し、次女は中華学校に通学するという不思議なスタイルな訳ですが、特に大きな理由はなくて、本人が行きたい学校に行っているというだけです。

 

長女がマレーシアに来た時は小学校二年生だったので、そのまま日本人学校に行ったほうが本人の負担が少ないと思って日本人学校に入学させましたが、次女がこちらに来た時はまだ幼稚園でした。

 

たまたま通園していた幼稚園のチェアマンと園長先生に「成績もいいし、本人も同級生のお友達と一緒の学校に行きたがっているからローカルの中華学校に行ってみたら?協力するから」と声をかけてもらえました。

 

僕としては「ローカルスクールなんて外国人は普通は行けないし、大体、中華学校って中国語でしょ?そんなの無理じゃねーの?」って思ってました。ローカルスクールの入学時期は1月で、声をかけてもらえたのは12月も中旬を過ぎていました。

 

最初は1月から3月まで通学してみて、もしダメそうなら4月から日本人学校に入れれば問題ないと思っていました。

ところが通学させてみたら普通に中国語で問題ないし、成績もAクラスの上位にいるので問題なし。次女はそのままずっとローカルの中華学校に行くことになりました。

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恐ろしい事に次女の中国語は全く問題なく、学校の先生も、あまりに次女が普通に中国語を話すので、僕ら夫婦も普通に中国語を話せると思っていたそうです。ごめんなさい、ちょっとは分かるけどそんなに中国語はちゃんとは話せないです。。。

 

という訳で、我が家の場合は最初からローカル中華学校に入れようと思って入れた訳ではないので、これから中華学校に入学させたいという親御さんの参考には全くならないのですが、そういう道もありますよ程度に参考になれば幸いです。

 

おかげさまで次女は小学三年生になりまして、すっかり普通の中華系マレーシア人です。恐ろしい事に次女は英語、中国語(マンダリン)、マレー語、そして日本語と4ヶ国語を巧みに操るスゲーやつになりました。これだけ出来れば世界中何処行ってもやっていけるでしょ。むしろ羨ましいです、ハイ。

そのスポンジのような吸収力の5%でいいから分けて欲しいと真面目に思います。

 

次女の通学する小学校はペナンでも歴史のある小学校なのですが、開校以来初の日本人の生徒なんだそうです。まあ、そうだよねって感じですけど。

 

来年は長男が小学校入学時期を迎えますので、長男も同じ学校に通学する予定です。

ただ、外国人のローカルスクールへの入学は年々ハードルが上がっているので、これからは簡単に入学するのは難しくなっていくと思います。実際問題、まだ長男が入学出来るかどうかは分かりません。ここはマレーシアなので、突然「はい、外国人はダメですよ」っていう事になる可能性もゼロではありませんので。(実際に一度ありましたw)

 

そういうリスクも取って頑張っていくには家族の協力や周りの協力者がどうしても必要になります。

 

今回は中華学校について書かせて頂きました。

長文乱筆にお付き合い頂きましてありがとうございました。

 

 

日本人学校に通学するという事

先日のTwitterでのアンケートで就職の次に書いて欲しい事がマレーシアの教育環境だったので、今回は学校について書いてみたいと思います。

 

まず、我が家の子供達ですが、長女は日本人学校、次女はローカルの中華学校、長男はローカルの仏教系幼稚園に通学しています。

僕が知っている限り、兄弟なのに通学先が別々っていう日本人家族はいません。これは単純に本人達が行きたいと思っている学校に通学しているっていうだけです。

 

さて、多くの日本人にとってお子さんを日本人学校に入学させるのが一番楽です。これは本当にそう思います。だって全部日本語でいいし、日本と全く同じカリキュラムだし、自分も勉強を教えてあげる事が出来ますから。ホント楽だと思います。

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僕が知っているのはペナン日本人学校だけなので、ペナン日本人学校の事しか書けないのですが、初めて訪問した時にとても驚きました。

何に一番驚いたかと言うと「みんな日本語がメチャクチャ上手!」だったって事です。

初めてペナン日本人学校を訪れた時にトイレをお借りしました。初めてなので場所がわからなかったのですが、トイレを探していた僕に生徒さん(多分当時小学5年生)が「もしかしてトイレをお探しですか?トイレはこの先の右側にございます」って案内してもらったんですよ。この時は本当に驚きました。だって日本で小学生に「トイレはどこですか?」って聞いたら「あっち」とか「むこうにあるよ」ぐらいだと思うんですよ(つーか長女が日本で通学していた小学校の生徒の皆さんはそうだった)

 

「ここの生徒レベル高ぇー!!!」ってなりました。(まあ、私立だからね)

 

日本ではイジメの問題とか割りとあると思うんですけど、僕が知る限りペナン日本人学校では深刻なイジメはありません。というより、そんな事してるヒマないんですよね。

なぜなら、基本的に日本人学校と言うのは日本から働きに来ている駐在員さんのお子さんが日本に帰ることになっても日本と同じカリキュラムで勉強しておいてスムーズに帰国出来るようにするという大きな目的があるわけです。

なので、生徒の出入りが激しいです。年度始めはもちろんのこと、夏休み、冬休みで転校する子が物凄く多いです。しかも生徒数は一学年20人くらいです。

そんなのイジメなんかしてるヒマないですw

それに、いつ誰がいなくなるか分からないので、その時のメンバーで協力して学校生活を送っていかないと結局自分に返ってきますからね。だからみんな積極的だし協力的です。

僕が感じているペナン日本人学校の印象はとてもいい学校です。日本にはそんな学校は少ないのではないかと思っています。

なので、日本人学校にお子さんを通学させるのはとてもいいのではないかと思っています。

 

ただし、ここに落とし穴があってですねー。

 

日本人学校は中学校までしかありません。なので、中学校を卒業したらどこかに進学することになる訳なのですが、日本の教育しか受けていないと日本の学校しか選択肢がなくなります。つまり、事実上、マレーシアに住み続ける事が出来なくなるわけです。

ですので、中学卒業後は、ほとんどの生徒さんは日本に帰国するか、シンガポールの私立校に入学します。

これは我が家的にはちょっと難しいと思っています。なので、今のところ、中学校からは長女はインターナショナルスクールに通学する事にしています。

 

日本人学校は良い学校だと思いますが、長期的な進路を視野にいれて通学しないと後から進路の選択肢がなくなっていきますので、良く考えて入学された方がよろしいかと思います。

 

それでは今日はこの辺で。次回はローカルの中華学校の事を書きたいと思います。

長文乱筆にお付き合い頂きましてありがとうございました。

マレーシアのIT業界での転職・キャリアアップ

IT業界に限らず、最近は「キャリアアップ」とか色んな所で聞きますよね。今回はマレーシアでのキャリアアップについて書いてみようと思います。

 

さて、そもそも「キャリアアップ」って何でしょうか?

 

管理職になること?

次の会社でお給料が上がること?

今より良い会社に行くこと?

 

まあ、どれも正解ですよね。普通は今よりも条件が良いところに行きたいでしょうし、お給料が上がればいいですよね。より責任がある仕事を任されるなんてのもキャリアアップですよね。

 

日本とマレーシアのキャリアアップってちょっと違います。

 

まず、割りとすぐに転職するのが普通です。日本も終身雇用制度が事実上崩壊してますけど、それでも会社辞めるっていうと止める人いますよね。「折角入った会社じゃないですか」とか言われたりして。

マレーシアではそういうのないです。気に入らなければみんなすぐ辞めます。気の早いマレーシア人なら3日いません。(まあ、その人のレベルによるけどね)

あと、昇給なんかみんな待ってません。次の会社に行く時に「今より給料上げてくれたら行ってあげるけど。ハイ、今のペイスリップ(給与明細)これね」なんて事が多いです。つまり、転職=給料アップって事が多いわけです。

基本的にマレーシアってみんなすぐ辞めるので最初の契約をする時に「入社したら何年いてください。守らなかったらペナルティで給料○ヶ月分払ってね」っていう会社が多いです。通常1年だけど、管理職は3年だったりします。

まあ、完全に売り手市場です。成長している国って凄いです。若い人には「経済成長ってこういうことなのね!」っていうのを是非体験していただきたいと思います。だって日本ではもうそういうの無理だから。。。

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「じゃあ、キャリアアップって何年か働いてドンドン会社移るって事?」って思いますよね?まあ、実際そうなんですけど、日本では一般的ではない転職ルートがあります。

それはバイアウト」です。

 

これは、転職先の会社が現職の会社にペナルティを支払って人材を引き抜く仕組です。

今の会社を辞めて新しい会社に行きたいとしますよね?でもペナルティがあるからペナルティがなくなるまでは転職出来ない。でも、実際は転職先の会社なんてすぐにでも来てほしいから人材募集してるわけですよね?だから、ペナルティを転職先の会社が現在勤務している会社に支払ってくれます。

これすごくね?

僕は前職で管理職だった訳ですが、初めてこれをくらった時はビビりました。だって「バイアウト成立なんで明日から別の会社行きますね」って朝言われたんだもん(笑)「なにそれ?なになにそのバイアウトってやつ???美味しいのそれ???」ってなりましたよ。

 

つまり、積極的に転職活動して自分のスキルをアピールして行けば、すぐに給料が上がるってことです。自腹を傷めずにね。この国では外国人である日本人の場合は、さすがに次の日から別の会社に勤務するっていうのはちょっと難しいんですけど(そんなすぐにEP取れないので)2週間くらいバカンスを取ってリフレッシュして次の会社に行くなんてのはザラです。そして給料はたいていの場合上がります。

マレーシアで働くなら、是非このルートに乗ってみてください。その為には業界の動向を知っておく必要がありますし、何処の会社がどんな人材を欲しがっているかなんて情報もほしい所です。でもこの情報を取るのは割りと簡単です。最初に勤務した会社で沢山友達を作っておきましょう。日本人と飲み会してる場合じゃないです。ローカルの人となるべく友達になりましょう(笑)

スキルを上げていくには、ITの資格(ITILとかで十分です)をドンドン取得しましょう。運が良ければ最初に入社した会社で資格取得の為のお金を払ってくれたりすることもあります。入社した会社の制度をHRに確認してみましょう。

 

そんな感じでドンドン会社を移って行ってキャリアアップをしていくのが今のマレーシアのスタンダードな感じです。

 

凄い例

28歳タイ人(女性)のケース

最初の会社の給料2,500リンギ/月

バイアウトで移った会社で4,000リンギ/月

一度タイに帰国するもヘッドハンティングされてマレーシアに戻ってきて8,000リンギ/月

更にヘッドハンティングされたけど勤務してる会社が昇給を提示してきたので残る事になって10,000リンギ/月に

 

ここまで3年です。

 

すごくね?

これ、すごくね?

大事な所なので二度言いました(笑)

 

こんなに上手くいくケースはさすがにあまりないんですけど、現実です。もう下手な日本人より給料いいからね。

 

折角マレーシアまで来て働くなら、上手にスキルアップして、沢山いい経験が出来るように頑張りたいものです。下手な日本企業より責任がある仕事を任せてもらえるっていうのもマレーシアの良いところですよ。スキルがあればドンドン任せてもらえますからね。

 

実際、僕の所にもほぼ毎週「うちの会社で働きませんか?」とか「今の給料いくらですか?」とかかなり露骨なヘッドハンティングの電話がかかってきます。これもテクニックが必要なんですけど、その辺はまたの機会に書いてみたいと思います。

 

今回はマレーシアIT業界のキャリアアップについて書いてみました。

長文乱筆にお付き合い頂きましてありがとうございます。

マレーシアの就職について

なんか書きたいことが多すぎて何から書いたらいいのか分からなくなったのでTwitter上でアンケートなんかさせていただいたら、やっぱり皆さん興味があるのは「マレーシアでの就職について」なんですね。

という訳で、今回はマレーシアでの就職について書きたいと思います(今回はちょっと長いですよ)

 

まず、僕自身の事を書いておきますが、日本以外で生活するなら何処が良いのかを検討していた時に、僕のキャリアと一番マッチングが良かったのがマレーシアだったのです。

その理由は「国策で特定の業種については優遇する措置をしているから」です。つまり、国外の優秀な人材がマレーシアに集まるように政策を行っているということです。ここにITが入っていました。(他の業種は何があったか忘れました。すいません。。。)

僕は元々日本でシステム開発とITコンサルの会社を経営していたので最初は「マレーシアに法人作ってそのままマレーシアで会社を経営すればいいや」と思っていました。現実はそう甘くはなかった訳ですけど。

でも、IT業界で働いていた経験があれば大卒じゃなくても(僕は高卒です)働ける会社が沢山あるのは事前に調べていました。何かITの資格があれば十分就職出来ます。もちろん大卒の資格があれば言うことありません。

 

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さて、おそらくほとんどの方は僕のように起業を考えている訳ではないでしょうから、マレーシアで就職する方法を知りたいのではないかと思います。

マレーシアでの就職先は以下のような感じに分類出来ると思います。

  1. 日系企業
  2. マレーシアにおける外資企業(ほとんどUS系ですけど)
  3. ローカル企業

海外で就職するにあたって一番の心配は言葉の問題だと思います。その辺を考えると日系企業がいいと思いますが、日本式の会社はやり方も日本式であることが多いので、正直僕はお勧めしません。だってサービス残業とかイヤでしょ?

で、英語でのコミュニケーションに問題ないなら外資系をお勧めします。残業とかないですし、休みも取りやすい会社が多いと思います。これはマレーシアローカル企業も割りと同じですね。ただ、ローカル企業は給与面でちょっと不利になることがあります。

 

では「具体的に就職活動ってどうするか?」って事になるわけですが、自分で会社の求人情報を探して各会社に応募して面接受けてなんてやってたら大変なので、まずは人材派遣会社に登録してしまう事をお勧めします。

自分で何でもやりたい方はこの辺のサイトで「Japanese」なんてワードで検索すれば割りと出てくると思いますので直接探してみてください。

malaysia.recruit.net

 

さて、ここからは初心者向けです。「え?人材派遣なの?」って思われるかもしれませんが、EP(VISA)を発行出来る会社と出来ない会社というのがあって、就職する会社ではEPを直接出せないけど人材派遣会社からEPを発行してもらって働くっていう技が使えるのです。直接雇用だろうが人材派遣会社経由だろうが出る給料に変わりはない事が多いので特に気にしなくても大丈夫です。逆に人材派遣会社から来ている方が権限が大きい事があったりします。この辺は日本と逆ですね。

以下などが日本人の初心者の方にオススメの会社になります。

www.sakura-r.net.my

とか

Agensi Pekerjaan Career Medi (M) Sdn Bhd

など。

 

僕自身はアクセスしたことがないのですが、割りと色んな人からいい評判を伺っています。どちらの会社も日本語で対応してもらえるので心強いのではないかと思います。

 

ここからは個人的な情報になるのですが、特にオススメの人材派遣会社はこちら

www.manpower.com.my

僕の元部下(日本人です)が働いているので日本語での対応も可能です。こちらは直接行くのもOKですけど、僕あてにご連絡いただければ(Twitterからメンションください)お繋ぎすることが可能です(彼女がいつまでここにいるかは分かりませんけどw)

実際、今勤務している会社もここから紹介して頂きました。IT系ならホント強いです。

 

次に必要なのは「英文Resume」です。

初めて書く方も多いと思いますが、Resumeには書き方があるので下記サイトなどで調べながら書けば書けると思いますよ。

ten-navi.com

 

Resumeが用意出来たら人材派遣会社に連絡して面接の準備をしましょう。

「面接」っていうと敷居が高いですけど、マレーシアの面接ってお互いの情報を交換する会みたいな感じです。給与交渉も面接時にしたりします。

面接は現地でやる場合もありますけど、電話やSkypeで面接することが可能な会社が多いです。ちなみに僕はマレーシアで何社か面接してますけど、直接面接に行ったのは一度だけで、後は電話面接だけです。無事に受かった会社は全部電話面接ですね。

 

さて、ここまで読んできて、ピンと来た人もいるんじゃないかと思うんですけど、人材派遣会社に登録して電話面接(もしくはSkype等)で就職が決まるって事は。。。

 

「日本にいながらにしてマレーシアで就職活動出来る!」って事なんですよ。

 

これ大きいと思いますよ。

むしろ面接の日時を決めたり、アポイントを取ったりなんかはエージェントがやってくれますから、日本みたいに自分でやる必要もありませんし、仮に面接で落とされても次の会社を探してくれます。だからすごく楽です。この辺が人材派遣会社をオススメする理由です。

 

あとは就職が決まったら住む所を探してマレーシアに来ればOKです。会社によっては住居を借りるサポートをしてくれたりしますので各会社のエージェントに聞けばいいかと思います。

 

最後に「海外で就職なんて難しいんじゃないの?」なんて思ってる方も多いと思いますので実際の採用事情なんかを書いておきます。

冒頭からIT、IT書いてますけど、マレーシアで求められているIT人材って本気の専門職ではない事が多いです。基本的な事が分かっていれば大丈夫な会社が多いです。今時、メールやExcelなんかはIT企業に限らず使うわけですし、コレ見てる人はWEBを使っている訳ですからもう既に十分です。大丈夫、働けます。

ちなみに僕は前職で相当数の面接をしてきましたが、下は20歳から上は43歳まで採用させていただきました。上の43歳はたまたまそれ以上の年齢の方の応募がなかっただけで、会社としては55歳の方を採用した実績があるとHRから聞いています。

つまり、年齢なんて関係ないです。

要は「会社が求めているスキルを持っているかどうか」でしかありません。

ちなみに僕は45歳ですけど、普通に就職出来てます。IT業界では割りと有名な会社です。一緒に入社した女性は21歳です。同期です(笑)

ITのスキルよりも日本語がしっかり話せる事(読み書きも)の方が重要かもしれません。というのは日本人を採用する場合、日本語で対応出来るかどうかが問われる訳なのでネイティブジャパニーズという事自体が専門職と言う事になりますので。

僕は前職が管理職だったのですが、管理職であるがゆえに割りと普通にお付き合いする事が出来ない感じだったりして(だって上司だからね)壁を感じる事が多かったのですが、今は一般職なので若い人達と名前で呼び合っていて仲良しな感じでとても気に入っています。

ある程度の年齢がいっている方はその辺がネックになることがあるかもしれませんね。敬ってもらったりしませんから(笑)いい機会なのでプライド捨てましょう。

 

今回は長々書かせて頂きましたが、おそらく一般的に考えているよりマレーシアの就職って簡単だと思います。やってみるかどうかだけだと思うので、海外で働いてみたいと思っている方は是非トライしてみてください。

特に若い人は海外で働いてみる経験はとてもいいと思います。合わなければ日本に帰ってもいいですし、他の国にリトライしてもOKなので。

もし帰国する事になっても英語でのコミュニケーションがしっかり出来るようになっていれば採用してくれる会社も多いのではないでしょうか?無駄に日本国内で時間を浪費するくらい(特にブラック企業とかね)なら海外で働いてみることをオススメします。

 

では今日はこの辺で。

次回はIT企業の転職について書きたいと思います。

 

長文乱筆にお付き合い頂きましてありがとうございます。

海外移住に向いてる人、向いてない人

海外移住なんて言うとハードルが高いと思っている方も多いと思いますけど、実際問題、日本から出てくるのはとてもかんたんです。収入を確保して、住むところを決めて、そこに住むだけ。実にかんたん。

 

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でも、マレーシアに来る日本人の方は大体3年くらいで帰国するか、他の国に行ってしまうケースが多いそうです。理由は色々あると思うけど、まあ、いろんな事が適当だからね、マレーシア。嫌になる人がいるのもよくわかります。

 

マレーシアだけじゃないとは思いますけど、移住に向いている人と向いてない人がいるように思います。今回はその辺の事情を書いてみたいと思います。

 

まず、移住に向いていない人

  • 自分の価値観を捨てられない、もしくは変えられない人

これ、日本の人にすごく多い気がするんですけど「そんなの常識でしょ?」ってよく言う人。これ無理です。場所が変われば常識なんて変わりますから。これだと自分のフィールドをどんどん狭くしていっちゃうと思うので難しい気がします。

  • 自分の目で見て調べない人

「インターネットで調べたんですけどー」っていう人がすごく多いんですけど、そんなの全く当てになりません。特にここマレーシアでは。事前情報としてある程度調べるくらいならインターネットも良いのかもしれませんけど、そんなのしょっちゅう変わります。自分で調べられる人じゃないと難しいと思います。大体、公的な窓口に行って同じ事言われた事ないですから(笑)

  • 自分で条件を決められない人

これ、日本でサラリーマンをずっとやってた人とかに多いんですけど「あなたはここで何をどうしたいですか?」って聞いて、的確に答えられない人はちょっと難しい気がします。企業の面接とかも難しい気がしますね。実際、僕は前職で沢山面接しましたけど、自分で決められない日本人は採用しませんでした。その人なりの軸がないと難しいです。別にそれは何でも良いんですけどね。「残業は絶対やりたくないです」とか「月に一度は旅行したいです」とかそういう事で十分なんですけど。割りと答えられない人が多いですよ。

  • 運転免許がない人

これ、割りと思うんですけど、マレーシアは車社会です。何処に行くにもクルマがないと困ります。公共交通機関はKLなどを除けばバスとタクシーしかありません。会社でも学校でもクルマの免許がないと色々と困る気がします。実際、免許がないからっていう理由で、折角採用が決まりかけた会社に行けない人とかいますからね。運転できる事は大事です。もちろんなくても生きていけますけど行動がかなり制限されます。自動車免許マジ大事。

 

 

では、海外移住に向いてる人

 

って、反対の事なんですけどね(笑)

  • 今までの価値観を捨てられる人

国が違えば常識なんて変わりますから、気軽にそういう鎧を捨てられる人はどこでもやっていけると思いますよ。

  • 自分で調べられる人

自分で調べられる人は何処行っても強いです。VISAの発行条件とかしょっちゅう変わりますから、自分でイミグレ行って聞くなり弁護士に相談するなり、自分の手段で調べられる人は大丈夫だと思います。

余談

僕はマレーシアに来て最初の頃は、日本人に色々聞かれたら全部教えてました。もちろん無料で。でも、教えたことがちょっとでも違っていると「あの日本人に騙された。信用出来ない!」って言われるんですよ。だから日本人にタダで情報をあげる事はやめました。「僕に聞くなら有料ですからご自身で調べられては?」って答えることにしています。

  • クルマの運転が出来る人

マレーシアも日本も交通ルールはイギリスから輸入しました。だから左側通行の右ハンドルです。日本で運転出来ればマレーシアでも運転出来ると思います。日本の免許からマレーシアの免許に書き換えることが出来ますので、日本で取得した免許は有効です。マレーシアに来てから免許を取得する人もいますけどね。運転免許は必須です。

 

最後に、僕が海外移住で一番大事だと思っている事

 

それは「現地の人をリスペクト出来ること」です。

よく日本の人に多いんですけど発展途上国のヤツなんて信用できるか」とか「言う事を聞いていたら騙されるに違いない」とか思ってる人は長続きしないと思います。だって疲れるでしょ?

結局、一番たよりになる人ってローカルの人達なんですよね。これは日本国内でも変わらない気がします。地元の人からの情報って一番頼りになりますよね。こっちが信用していないと相手にもそれは伝わります。「私は困ってますよ。助けてもらえますか?」って素直に聞ける人が長続きすると思います。僕はいつも助けてもらってばかりなんですけどね(笑)

 

僕は「マレーシアは日本人の移住先ナンバーワンだぜ!だからマレーシアに移住した方がいいですよ」なんて言う気は全くありません。向いてなくて帰国する人達を沢山見てきたので。

でも、海外で生活する経験って後々の考え方に影響があると思うんですよね。日本に帰っても海外で感じた良かった事は思い出すでしょうから。向いてなかったら日本に帰るのもOK。違う国でリトライするのもOKです。

だから沢山の人にトライしてほしいと思っています。特に20代の人。違う世界を沢山見たほうが人生楽しいですよ。

 

今日はこの辺で。

最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。

 

東日本大震災後に一番怖かった事

「マレーシアに移住しようと思ったのは東日本大震災が発生したから」と以前書きました。これを書くと「あー、放射脳の人なのね」って思われます。もちろんそれも日本から出ようと思った原因の一つではありますけど、もっと大きな危険を感じていました。

それは「これから起きる地震です。

ご存知のように、東日本大震災以降、世界的に大きな地震が頻発しています。日本においても熊本の地震などで多くの被害が出ていますね。

素晴らしい事に日本の建築基準は世界でも類を見ないほど厳格ですね。厳しい建築基準がなければ東日本大震災の犠牲者はおそらく何倍にもなったことでしょう。東京の高層ビル群が倒壊しなかったことに多くの国の人達が驚愕したはずです。

さて、そんな日本において「これから起きる地震がどうして危険だと思ったか?」って所が今回のお話のポイントになるのですが、これは日本経済の動きと結びついた話になります。

「失われた20年」とか30年とか、もう年数はどうでもいい訳ですけど、長らく日本経済は停滞を続けてきました。そのしわ寄せが工業地帯に及んでいると感じていました。

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たまたま、東京、千葉、横浜などの工場群(京葉、京浜工業地帯なんて言いますね)にあるプラント工場に部品を販売している会社数社とおつきあいをさせていただいていたのですが、営業担当の方々が口をそろえて「ちょっと前まではメンテ部品のオーダーは100個単位、1,000個単位で注文されて来たのに、今は1個単位で注文が来る。やはりどこでも厳しい経費節減が必要になってきてますね」と言うわけです。

「ん?それってまずいんじゃね?」っていうのが最初の感想でした。各プラントにおいては法定、法定外ともにメンテナンスの基準ってしっかり決まっているわけですよ。でも、そのための部品の予備を購入出来る会社が減ってきているって事は。。。

あとは想像するしかないわけですけど、多分、一度大きなダメージを受けたプラントは再度ダメージを受ければ確実に崩壊するでしょう。京葉工業地帯にあるプラント郡は放射性物質なんかよりも、より人体に直接的なダメージを受ける薬品などを大量に製造、保管しています。(ちょっとググったら分かると思いますよ)

東日本大震災の時の関東地方の震度は5強でした。おそらく近い将来、同クラスの地震が起きるのは間違いないでしょう。その時に家族を連れて逃げられるか?

東日本大震災が発生した時に東京に住んでいた方はよく分かると思いますが、全く移動出来なくなりましたよね?徒歩で帰宅された方も多かったと思います。

東京都の避難計画を見ると主要幹線道路は基本的に封鎖されるようです。実際、封鎖なんかされなかったけど道路なんて通行不能状態でしたよね?

「そんなの無理ゲーじゃね?逃げられないじゃん!」って思いました。しかも子供連れてなんて尚更無理でしょう。それでも独自の避難(一般的な人は想定していないような)ルートは考えていましたけど、それも割りと無理ゲーだわって思っていました。

なので、僕ら家族の答えは「可及的速やかに関東圏から出る事」でした。

だから福島原発事故は避難要因のプライオリティとしてはだいぶ低かったです。それでも相当気にしてましたけどね。

個人的には東日本大震災はまだ終わっていない」と今でも思っています。

 

で、マレーシアに引っ越しました。

本日はこのへんで。

最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。